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多摩川園（たまがわえん）は、かつて東京都大田区にあった遊園地である。

1925年（大正14年）12月23日にオープン。
園内には、飛行塔、お化け屋敷、メリーゴーランドの遊戯施設があり、菊人形展でも多くの客で賑わった。
開業当初は敷地は広く、田園テニス倶楽部や田園コロシアムにまで広がっていたが、次第に宅地開発され縮小した。
1964年（昭和39年）には、年間入場者数100万人を記録した。
そのころには観覧車、野球用軟球を玉に使ったバズーカ砲、ウヰスキーの樽を模した車体のジェットコースターなどの遊戯施設もあった。
しかし、それ以降は減少に転じ、1970年代を過ぎると、遊園地に面して住宅が増加したこと、さらに車による来場者増加による周辺道路の渋滞に対する苦情が激しくなったこと、また、レジャーの多様化から1979年（昭和54年）6月3日に閉園した。

1979年（昭和54年）6月2日と6月3日には、お別れイベントとして「さよなら多摩川園」が行われ、多くの客が訪れた。

この写真集は、その最終日のひとこまである。